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南部鉄器のつくり方 

いいもの交流館では、日本の伝統工芸品「南部鉄器」を扱っています。
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~今回は南部鉄器のつくり方について~

南部鉄器は、鉄を加工してつくられますが、その鉄を加工するのにも色々な方法があります。南部鉄器がつくられる過程で使用される鉄の加工方法は、鋳造=鋳物づくりといいます。

鋳造とは、溶かした金属を型に流し込み、その型どおりのものをこしらえる技術です。その技術でつくったものが鋳物となります。

鉄を溶かす作業について。
鉄を溶かす作業は、キュープラと呼ばれる炉と、甑(こしき)と呼ばれる炉で行なう2つのやり方があります。

キュープラは鋳物工場のシンボルのようなもので、ここから流れ出す真っ赤でドロドロの鉄は「湯」と呼ばれます。

キュープラに対し、昔ながらの小型の炉は甑(こしき)といい、組立式の炉となっているので、“注湯”の時に組み立てて使用します。

主にキュープラでつくった湯は、「生型」という製造方法で、南部鉄器を大量生産する時に使われます。

対する甑(こしき)でつくった湯は、「焼型」という製造方法で、伝統的手法で少量手造りの南部鉄器をつくる時に使用されます。


次回は南部鉄器の製造方法「生型」「焼型」について説明しますね!
by salesrep | 2007-09-14 00:00 | 雑記
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